水分の排泄
今回は、水分について、摂取することとは逆の方向からその大切さをお話していきます。
つまり、排泄ということ。水分の排泄とは、汗や便や尿、痰、呼吸などです。
これらは、体に不要なものを出すために行われるのですが、逆に水分が十分に補給されていないと、その働きができません。つまり、毒が体の中に溜まりやすくなりますよということ。
そして、ウイルスや細菌が住みやすく、繁殖しやすい体になってしまうのです。
考えてみると、当たり前の話で、細胞に栄養や酸素を運ぶ血液も、老廃物を回収するリンパ液も、すべてこの「水」なくしては十分に作られません。
では、一日にどのくらいの水分が、この「毒出し」のために使われているかというと少なくとも約2リットル以上、多い人だと3リットル以上です。その分を補給しなければいけません。
まずは、食事からの水分補給。食事に含まれる水分は、その人の食事内容にもよりますが500~600ミリリットルくらい。
それから、食事を燃焼してエネルギーを作り出す際に、人間の体はそれとは別に水分を作り出します。とはいえ、これは非常に微量。多くても200ミリリットル。
つまり、毎日3リットル失われるのに、食事などから補給できるのはせいぜい800ミリリットル。
では、残りの2リットル以上のお水をどうやったら補給できるのかと言うと、何度もお伝えしている通り「純粋なお水」からのみ可能となります。
「1日お水を2リットルは飲みましょうね」というのは、この排泄量から考えてもお分かりいいただけるかと思います。
それで、それだけのお水を毎日補給しないとどうなるかというと、体が水分の調節をします。
汗をかけなくなったり、便や尿を少なくしたり…。※つまり、水分不足は便秘の原因となります。
そうなるとどうなるか、体が毒を出しきれなくなり、それを解毒するために肝臓がフル稼働。
そうして、他の臓器にも負担がかかり、弱ったところに「疾患」が表れます。
それが、「すべての病は水分不足が根本原因」と言われる理由というわけです‼️
もちろん、毒が出し切れないということは、ウイルスも増殖し放題。つまり、免疫力が下がるということです。
ある意味、「出す力」=「免疫力」なのです。
※このことについては、いつかまた詳しくお話しします。
それで、「何とかなりませんか?一日2リットルのお水なんか飲めません」という人がもしいらっしゃったらぜひ覚えておいていただきたいことがあります。
それは「なんともなりません」ということ。こればっかりはどうしようもないんです。
だから、水を飲むこと。幸い、日本はお水を飲むのに莫大な金額がかかるようなことはありません。
「そんなに飲んでないけど、意外と平気だよ」という方は、イエローカードです。
その分、あなたの体が、臓器が、一生懸命、必死でバランスを取ってくれています。いつか、病となって表れます。
「悪いことしてないけど、突然病気になっちゃって…。」という人がたまにいますが、それ、突然じゃなくて、こういうことの積み重ねだよということなんです。
今、元気だからといって、それがなんの努力もなしに成り立っていると思ったら大間違いで、体がその分がんばってくれてるんです。
そう思えたら、その自分の命を支えてくれている体のために、ちょっとがんばって一日2リットルのお水を飲むことくらい、なんてことないはずです。とはいえ、選ぶのはあなた。
体を大切にするというのも、ひとりさんが言う「自分を愛して」に繋がります。
白光の誓い、ぜひ毎日声に出して言ってみてくださいね。
白光の誓い
自分を愛して 他人を愛します
優しさと笑顔をたやさず
人の悪口は決して言いません
長所をほめるように努めます